「大変残念なことであるが、このウイルスを打ち負かすには忍耐、粘り強さ、そして決意が必要だ」と次期バイデン大統領は述べました。
バイデン次期大統領は、クリスマス休暇の前に、デラウェア州ウィルミントンの記者団に語りました。本ページでは、22日に行われた記者会見の内容をお伝えしていきます。
次期バイデン大統領が米国民に新型コロナへ最大級の警戒を呼びかける【12月22日】
大統領選のジョー・バイデンは、22日火曜日に自国民に対して、コロナウイルスのパンデミックに最大級の警戒を呼びかけました。そして、コロナウイルスの流行は、まだ続くと同時に悪化する恐れもあるとメッセージを送りました。
Biden: "One thing I promise you about my leadership during this crisis: I'm going to tell it to you straight. I'm going to tell you the truth. And here is the simple truth: Our darkest days in the battle against Covid are ahead of us, not behind us." pic.twitter.com/h9qHnE2F49
— Aaron Rupar (@atrupar) December 22, 2020
【記者会見要約】新型コロナウイルスについて
次期大統領ジョー・バイデン氏は、22日火曜日、コロナウイルスのパンデミックが、改善する前に悪化するだろうと警告しました。バイデン氏は記者団に対し、「COVIDとの戦いで最も暗い日は、私たちの後ろではなく、私たちの前にある」とのメッセージを発信します。
彼は、アメリカ人が団結すれば危機を克服できると述べ、月曜日に自身に投与したワクチンに対して、ポジティブな効果を期待すると述べました。最後に、ワクチンの配布は国がこれまで直面した最大の課題の1つであり、国民の団結がより重要となると伝えています。
【記者会見要約】サイバー攻撃について
バイデン氏はまた、米国政府を通じた広範なサイバー攻撃についてトランプ大統領を鋭く批判しました。サイバーセキュリティの専門家は、侵入の形跡にはロシアの諜報機関の特徴があると述べており、トランプ氏がハッキングの深刻さを軽視し過ぎていると指摘しています。
記者会見の中でバイデン氏は、トランプ氏のサイバー政策を失敗と呼び、サイバーセキュリティを真剣に扱っていなかったと述べました。そして最後に、サイバー攻撃について次のように付け加えて、警戒を呼びかけています。
「これは重大なリスクであり、今も続いている。それが制御されているという証拠は見当たらない」
バイデン氏、ファイザー社の初回ワクチンを受ける
78歳のバイデン氏は、 月曜日にファイザー社の「BioNTechワクチン」の初回投与を受けました。彼は発言の中で、COVID-19ワクチンに「絶対的な自信」を持っており、パンデミックとの闘いにおいて極めて重要な役割を果たすと信じていると述べました。
しかし、彼は次の警告も発信しています。
「私たちはワクチンが圧倒的に不足しています。ワクチンをら数百万人のアメリカ人の腕に入れることは、米国がこれまで直面した最大の課題の1つです。」
バイデン氏の最新の新型コロナ政策
バイデン氏はまた、数ヶ月の交渉の末に、今週下院と上院が9000億ドルのパンデミック援助法案を可決したことを称賛しました。しかし、法案は「完璧にはほど遠い」と指摘しています。
特に、連坊政府の失業手当が10週間しか提供されないことに対して、不十分であると強調しました。大統領に就任すると同時に、より実質的な法案を推進することを誓っています。
最後にバイデン氏は、景気が回復する期間について、「とても長い時間がかかるだろう」と述べています。そして、大統領へ正式に就任した後に、貧困家庭への金銭的な援助やワクチンの配布とコロナウイルスの検査のためのお金、そして州と地方政府への援助を含む、より大きな政策を推進することを繰り返しました。
22日までにおいて、パンデミックが始まって以来、米国では1,800万人以上がコロナウイルスに感染しています。その数のうち、322,000人以上が亡くなっています。
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